こんにちは!ふじもんです。
LofreeのFLOWというロープロファイルキーボードの打鍵感と打鍵音が素晴らしいと、界隈で有名となり、僕もとても気になっていました。
Amazonでタイムセールしていたため、勇気を振り絞って購入し1年近く使用したため、今回、実機レビューをします。
これまで10台以上のキーボードを購入してキーボード沼にドハマりしている僕がFLOWの良いところや気になる点をレビューします。
FLOWがおすすめな人
- 新しく買い替えたいけど、良く使うものだからいいキーボードがほしい人
- メカニカルキーボードの打鍵感や音が好きだけど、手首や指が疲れてしまう人
- 薄型キーボードが好きだけど、打鍵音や打鍵感もこだわりたい人
ぜひ最後まで見て参考にしてみてください
目次
高級感あふれる外観
カラーはホワイトとブラックの2色が展開されてます。
ホワイトはシルバーのアルミ筐体に白のキーキャップです。
ブラックはダークグレーのアルミ筐体に黒のキーキャップで、どちらとも高級感があります。

また、右側にはゴールドのワンポイントもあり、これまたおしゃれです。
キーキャップはPBT素材でさらさらした手触りで、皮脂など目立ちにくく、昇華印刷された印字は長期使用に耐えます。
そのため、印字が消えづらくデザインが損なわれないため、美観が持続します。
また、ホワイトバックライトとRGBサイドライトが搭載されており、雰囲気を演出し、薄暗い中で美しく映えます。
ただ、実用性はあまりなく、ホワイトバックライトがあるから見やすいとかはないです。


下部にはバッテリー指示灯があります。
充電中はライトが白色に点滅し、充電完了したら白色で常時点灯します。
バッテリー残量20%以下で赤色でゆっくり点滅し、5%以下で素早く点滅となります。

充電するには、上部にUSB-Cコネクターがありますので付属のケーブルなどで接続すれば充電可能。
このキーボードは高級感があるため、デスクに置いているだけでもデスクが映える、魅力的なキーボードです。
一時期、職場で使用していましたが、「かっこいいキーボード使ってるね」と、皆が興味を持って話しかけてきました。
キーボードを変えて人が集まってくることは今までなかったので少し照れ臭かったのを覚えています。
使用感
ハマる打鍵感
私が購入したのはブラック(ファントムスイッチ)で、カタッとスイッチ感のあるタクタイル軸です。
最初に引っかかりを感じ、少し押し進めるとスコッとスムーズに底打ちします。押下圧も45gとちょうどよく、軽快に入力が可能です。
ガスケットマウントのクッション性とスイッチのクオリティの高さから打鍵時の感触が良く、とても楽しく打鍵できます。
初めて打鍵したときは、思わず「うぉッ!」と声が漏れましたw
別売りでキースイッチのリニア軸(ゴースト)を購入して使ってみましたが、引っかかりなどなく、スコスコとスムーズに入力ができます。
しかし、押下圧が50gと少し重く感じ、長時間入力していると、左手の小指や薬指が疲れます。
普段から重めの軸を使用している人は問題ないかもしれませんが、私のようにノートPCなどの薄型キーボードに慣れている人は長時間の入力は疲れてしまうでしょう。
これは完全に好みの世界ですので、大きな家電量販店などでも一部取り扱いがありますので、一度調べて試してみると良いでしょう!
心地よい打鍵音
ノートPCなどの薄型キーボードを打鍵する際、カチャカチャとキーが鳴るものがありますが、FLOWはコトコトと小気味良い音を鳴らします。
リニア軸とタクタイル軸でほんの少し音が変わりますが、聴き比べないと私はわからないです。
気持ちリニアが高音のコトコト音が出て、タクタイルが低音気味に聞こえます。
静かなオフィスでは打鍵音が気になるかもしれませんが、強く打ち込まない限りはうるさくないので、職場利用も可能です。
角度調整スタンドなし
FLOWは傾斜角度3.9°で、角度調整用のスタンドはついていません。人によっては角度があるほうがいい人もいるでしょう。
私は少し角度をつけたかったため、PC用の角度スタンドを購入してカスタマイズしています。

PCスタンドを取り付けることで角度がつき、右の白いキーボードは角度スタンドを立てると6°になるため、約6°程度の傾斜となります。

最上部に配列しているFnキーを押すと、ほんの少しぐらつくので気になる方はおすすめしませんが、使用していて使いにくいということはありません。
FLOWのスタンドを外してPCスタンドを取り付けると、ぐらつきはなくなると思います。気になる方は取り外してもいいかもしれません。
持ち運びが楽で机上整理もしやすい
薄型コンパクトで重量が568g程度と軽量です。そのため、持ち運びも苦ではなく、また、机上整理もしやすいです。
また、薄型コンパクトの利点として、デスクシェルフの狭い収納スペースに入れやすいです。


勉強したいときなど、キーボードを片付けたりする際に整理しやすいです。
気になる点
キースイッチと本体カラーが固定化されている
この商品はキースイッチと本体カラーが固定されています。
ブラックを選択すれば、タクタイル軸。ホワイトはリニア軸です。
本体カラーはホワイトが良いが、キースイッチはタクタイル軸を選びたい人は、本体カラーをホワイトを選択し、別売りでキースイッチを購入する必要があります。
ただでさえ、高価なキーボードなため、カラーやキースイッチの選択ができるようにして欲しいところです。
本体価格が高価なわりに機能が少なめ
同価格帯の他社商品と比べると機能面は少ないです。接続方式に2.4G㎐無線方式はなく、キーマッピングができないなど機能面は少なめです。
US配列のみ
このキーボードには日本語配列は用意されていません。そのため、使う際はPCの設定変更が必要となります。
US配列は日本語配列のキー配列と一部違うためです。
例えば、日本語配列だと shift+89で()を入力できますが、US配列だと shift+90で()となります。
そのため、普段、日本語配列のキーボードを使用している人がUS配列のキーボードに変更する際はPC側で設定変更をする必要があります。
また、配列に慣れる必要がありますが、慣れればとても入力しやすい配列です。特にエンターキーが横長のため、小指で入力しやすく、ホームポジションがずれにくいなどメリットがあります。
WindowsPCはキーボード側の初期設定が必要
このキーボードはMacとWindowsPCに対応していますが、初期設定はMacの配列になっています。
そのためMacとWindowsPCはキー配列が一部違うため、設定変更が必要です。
初期設定は簡単で、キーボードの電源を入れ、Fn+Nを押すことでWindowsPCの配列となります。
もし、動作がおかしい場合は試してみてください。
Mac配列も含め、各設定方法は後述します。
スリープの復帰が少し遅く感じる
仕方ないのかもしれませんが、Bluetooth接続時はスリープからの復帰に数秒時間を要します。
スリープをしない設定はできないので、復帰の遅延が気になる方は有線接続で対応するしかないです。
ちなみに、10分使用しないとスリープモードとなります。
設定方法について
付属されている取扱説明書に日本語表記なし
付属されている取扱説明書は英語と中国語のみで記載されています。
初期配列はMacの配列となっているため、WindowsPCを使用する人は本体設定が必要です。
見ていたらなんとなくわかりますが、一応下記に記載します。
また、公式サイトから日本語版の説明書が見れますので、詳細はそちらを確認すると良いでしょう。
接続設定について
本体の電源スイッチにはON、OFF、BTと3段階あり、ONは有線接続、BTはBluetooth接続となっています。
有線で使用したい場合は、PCとキーボードをUSBケーブルで接続してONで使用可能です。
Bluetoothで接続したい場合
本体スイッチをBTに切り替え、Fn+「1」or「2」or「3」のどれかを長押しすればCapsの右上のインジゲーター(ランプ)がゆっくり点滅します。
その後、PCのBluetooth設定のデバイスリスト内に「Flow84@Lofree」(コンパクトサイズの場合)と表記されますので選択してください。
その後、数秒後には使用できるようになります。3台まで登録可能で、デバイスの切り替えはFn+1〜3で切り替え可能です。
システムの切替
初期はMacOS用の配列設定になっています。Windowsで使用する際はキー配列が違うため切替が必要です。
切替方法は下記の通りです。
Fn+N Windows / Androidに対応した配列
Fn+M Mac / iPadOSに対応した配列
切替をすることで正常に使用することができます。
思った通りの挙動をしないときは、一度切替えてみてください。
ライト関係の切替
ライトの切替は下記の通りです。
ホワイトバックライト
Fn+F5 バックライトが暗くなる
Fn+F6 バックライトが明るくなる
RGBサイドライト
Fn+ → サイドライトの色を切替
Fn+ ← サイドライトの常時点灯/明滅/消灯の設定が可能
マルチ機能キー
Mac | Windows | |
Fn+F1 | 画面を暗くする | 同左 |
Fn+F | 画面を明るくする | 同左 |
Fn+F3 | マルチ画面 | 同左 |
Fn+F4 | 検索 | 同左 |
Fn+F5 | ホワイトバックライトの明るさ減少 | 同左 |
Fn+F6 | ホワイトバックライトの明るさ増加 | 同左 |
Fn+F7 | 前の曲 | 同左 |
Fn+F8 | 再生/停止 | 同左 |
Fn+F9 | 次の曲 | 同左 |
Fn+F10 | ミュート | 同左 |
Fn+F11 | 音量を下げる | 同左 |
Fn+F12 | 音量を上げる | 同左 |
Fn+Opt/Ctrl | ー | メニュー |
Fn+Prtsc | ー | 電卓 |
Fn+Ins | ー | 音声アシスト |
Fn+Del | ー | ロック |
詳細は公式サイトに日本語版が用意されているため、確認してもらえばと思います。
最後に
FLOWは、価格は高いですが打鍵感や打鍵音に優れ、楽しくキー入力できるキーボードです。
たびたびセールもしているため、予算に都合がつけば、ぜひ体験していただきたいキーボードです。
家電量販店にも一部取扱いもあるため一度、試打してみてはどうでしょうか。
また、廉価版のFlow liteが販売されています。
気持ちの良い打鍵感と打鍵音を維持しつつ、1万円程度安くて、キーマッピングや角度スタンドなど、Flowの気になる点を改良したモデルも登場しています。
僕はFlow liteが職場用でFLOWが自宅用メイン機として使用しています。
Flow liteもおすすめですので、ぜひ一度体験して一緒に沼に浸かりましょう!


